定例活動 第57回

新年最初の活動 今日のメインテーマは 土人形
名湯伊香保の湯に2度しか浸かれなかったななんて思いながら一路きづきの森へ。
有名な3山 赤城、榛名、妙義を遠目に見ながら、また水沢うどんを味見(酔い覚めには一層旨そう)出来たらなど考えながら一般道をたどること2時間弱。広場に着いた。まったくの冬枯れで間伐したところも林床には緑が乏しく 「こんなんでよかったのか?、間伐が足りなかったのかな」など考えさせられる。鋸谷式で きっちりやってきたつもりだが・・・ 先般の測量の結果・検証が待たれる。

今日の活動の趣旨は第7地区(これから檜の間伐開始予定)の「土人形」観察と間伐前の
“不完全な森”のいわば定点観察。  
   関連論文はhttp://www.uf.a.u-tokyo.ac.jp/~kuraji/Osakameeting-1.pdf
   蔵冶(くらじ)氏の研究(2004?)がわかりやすい。その中で土人形については・・
  “不完全な森」の雨滴による土壌浸食の実態は=杉の種や小石が上に載っている土の   柱(土人形という)があれば、間違いなく目詰まり(=浸透能の低下)と侵食が起きており、その高さから土壌浸食量がわかる。“とある
   関連書 『緑のダム』築地書館2004
この企画の言い出しっぺのCSさんは所用で参加できなかったが、残り全員で桜山の頂から尾根道を下る。
ある、ある、いくらでも無数にある、小さな木片や小枝などを乗っけたものまで 結構大きい(高い)のがそこここにある。全員すぐに見つけたのだった。人形に見えるであろう杉の種を乗っけたのは見当たらなかったのは檜林だからしょうがないか。これだけ明白に土壌浸食の跡が見つかるとは いささか暗澹たる気持ちになる。がこれから取り掛かる間伐の役割とそれに従事できることにに身が引き締まる思い。
同時に 間伐材の搬出・利用方法を皆に問いかけては見たものの、ここの地区のイ;急斜面 ロ;林道から遠いこと の2点からなんともよい案が出ずとりあえずは持ち越した、が当面は 山側伐倒、自然乾燥、そして ヒトタマ玉切をしていくのかな。

その後が MKさんが仲間の神泉のAさん、法久のHさんともどもではじめた「木曾馬」の飼育場を見学。 いや小ぶりなこともあるのかな かわいい=北海道ではめんこい=って言うんだっけ。そうはいってもこれに乗っかるのはちとこわそ。われらが仲間のCSさんは乗馬の達人というから 結構調教が難しいというこの木曾馬をも乗りこなしてくれるかね。そうそう“工”の手になる馬小屋も立派でした。
                                 (YT記)