「森林ボランティア安全講習会」に参加

1月19日 −森林ボランティア安全講習会(チェーンソー講習会)「チェーンソーの取扱いについて」− に参加した。参加者は、きづきの森のメンバーのTG、JK、YT、TTの4人だ。

これは、自分たちの活動場所である群馬県が主催する「県民参加の森づくり」なかの日程の一つである。場所は森林学習センターになっていたが、その看板があった建物の隣の建物内で行われた。

講習は、林野庁の指導官である加利屋氏が担当してくれた。なかみは、共立のCSV4400を使用し、分解しながらチェーンソウの仕組みと取り扱い、それと目立てを学んだ。分解は、特殊工具を使用しなければならない範囲に及んだ。ここまでやると、メーカーからクレームが来るらしい。

分解したときに、2サイクルエンジンの原理やキャブレターの複雑な内部構造や燃料の流れなど非常におもしろかった。その内容が濃いため、居眠りはもちろん雑談もできないほどであった。

午後からは、チェーンソウの目立てに入ったが内容の濃さは、薄くなることはなかった。自分は、チェーンソウを購入し使い始めて5年以上だが、所詮ボランティアだ。トータルの使用時間はたかがしれている。チェーンソウが故障したことはないし今後もそれほど心配はしていないが、チェーンの目立ては何時も悩むところだった。

今回の講習を受け、目立てに関しだいぶ疑問点は少なくなった。特に何が大事なのか教えられた。ちなみにその内容もメーカーからクレームが来るほどらしい。後は実践(目立て作業)と結果(切れ味)だ。これが一番の問題であるが、今回の講習でそれを確認することはできなかった。

講習の最後、屋外に出て講師が目立てたチェーンソウを使った試し切りが行われた。20cm弱の桧の丸太が用意されていてそれを自分も切らせてもらった。切れ味の感想は、切れることは間違いなかったが思った程ではなかった。

講習を終えて全体の感想は、非常に有意義で楽しかったことを報告しておこう。ただし、ただ一点ではあるが残念な点があった。チェーンソウの危険性や安全作業についての説明がほとんどなかったことだ。案の定、最後の試し切りは非常に恐怖を感じながら行うことになってしまった。

最後に県の関係者からチェーンソウ特別教育の案内があった。来月にあるらしいが、もう少しいい季節を選んで参加したい。

                                             TT記