15日 番外編  中山間地域

椎茸の栽培のプロから聞いた話(要点、項目のみ)

・成型菌(径12ミリ)を使うと成長が早い、1年目から採れるよ
・先端1.5ミリの空間をのこすのがポイント
・間隔は3〜4センチ程度、樹皮の直下に菌糸がくまなくすばやくはりめぐらされるようにするのがコツ。
・ほとんどオールシーズン収穫(菌の種類を3種以上使い分け)
・ホダ樹の径は20センチ以上
・ホダ樹の手当ては 秋11月ころ 樹の水上げが止まった直後=栄養価が高く長持ち。
・つみ方は 横木に立てかけ方式=雨量にもよる。
・雨量が2000ミリをきるとつらい=収量が落ちてくる
ーー余談
・生椎茸、スライスして食べるとおいしいよ、大きい 肉厚8センチにもなるやつだって。
・最近 猿も狙って来るから油断ならない。犬を飼うのが効果的かな。
・35°を超す斜面も活用しホダ樹を並べるとか=大変ソウ。

間伐関係
・枝打ちはやはり本来は 鉈だね、切り口が滑らかなほうが 皮の覆いが早くなるから。
・伐倒は 利用を考えるときは水平方向に倒すことにしている。
・鹿のやつ 杉より檜の若木のほうがおいしく食べやすいらしいね。

ま プロは何事も奥行きがすごいですね。(YT記 中国地方の中山間地域で椎茸栽培農家を営む方から聴取)