久しぶりの定例【お昼の会話から】

MKさんの馬を飼う話から
「…鍛冶屋の前で、馬の沓を替かえるところを見て来たが実に巧みなものだね」
「…第一爪をはがす鑿(のみ)と、鑿を敲(たた)く槌(つち)と、それから爪を削(けず)る小刀と、爪を刳(えぐ)る妙なものと、それから……」(略)
「第一馬のおとなしいには驚いた。あんなに、削られても、刳られても平気でいるぜ」
「爪だもの。人間だって、平気で爪を剪(き)るじゃないか」
「人間はそうだが馬だぜ、君」
「馬だって、人間だって爪に変りはないやね。君はよっぽど呑気のんきだよ」
・・・木陰で梨を食べながら夏目漱石著『二百十日』より
当日参加は、NK、MK、TT、CS、BMとN川でした。
帰りは、NKさんに茗荷を頂戴し、ななくさでピザを食べて、CSさんに新町まで送ってもらい、熊が嫌がる“車中缶ビール”で帰りました。(N川)