第36回定例会活動「森の餅つき」・・・正月特大号


▼ 朝、どんよりした雲が神流湖を囲む山に垂れ込め、今日の活動が危ぶまれる。前夜、忘年会場となった湖畔s荘に泊まった、不身“もち“の初老は二日酔い&寝不足で無口放心の態。若いTomo&ミサさんは遅くまで話し込んでいたとか。そのミサさんは、朝も早から“仕事”に出かけたようだ。初老組は卑しくも朝食の大丼飯をかっ込んでいざ桜山へヨレヨレと馳せ登る。途中“7草”に立ち寄り、昨日準備の餅米などを車に積む。何から何まで面倒を見てくれたM社長に一同感謝して、YT氏が“もち”前の明るさで「餅がつきあがったら、“おすそ分け”を持ってきまぁ〜す。」なぞと愛想を言う。しかし、これが“もち”論“空手形”となりました。
▼ 桜山の駐車場は、まだ係員がいて、駐車料金を取っている。駐車場の周りの冬桜は、まだ咲いており、これがちょうど良い感じ。テントの露店も出ている。BB研究会の露店は既に閉店。噂によると、今シーズンは“シコタマ”儲けたそうで、なんでも、“研修経費”でおとして、エジプトに出かけたそうだ。(お土産をもらったから、黙っておこう。)きづきの森は先着のCSさんがすでに広場で火を起こしている。JK、YT、tomo、CS氏は早速準備に取り掛かる。2台目のストーブを小屋から持ち出して、火を起こす。羽釜、蒸し器、臼、杵、搗いた餅をのばす作業台・・・を広場の中央に運ぶ。作業小屋に積まれた薪を運び、火の加減を見る。小さいストーブはなかなか火が回らず難渋する。大根、黄な粉、小豆の缶詰・・・などが広場ベンチに“もち”込まれ、否が応でも『森の餅つき』の気分が盛り上がってくる。前日のミーティング?が功を奏し、一同、てきぱきと動作が機敏である。MK、TG、YU氏が順に登場。MK氏「クレオパトラは、時差ぼけでまだ寝ているぞよ」とシェークスピア調の台詞。臼&杵を沸いたお湯に浸す。(JK氏が後で言っていたが、もっと充分に臼・杵を湯で温めておくほうが、餅には具合が良かったと反省の弁。)そして、2段の蒸篭にもち米をかける。これから30分!との掛け声がかかる。
うまく蒸かし上がれと、祈るような気“もち”。
▼ TGさんが見事に大根一本をおろす間に、30分経過。(ご苦労様でした)さてさて、湯気モウモウの蒸し器の中は?・・・いい具合に炊き上がりました。『森の餅つき』の開始であります。折しも、天気は回復し、晴れ間も見え出す。いよいよ、8升の餅をつきまくります。
ここからは“餅つき”の先達MK師からの教育的指導が随所に入る。師のHPから引用します。
《小学生の頃から餅を搗いていたベテランとしては、若い衆の捏ね方は見ていられず、講釈を垂れた。「捏ねは、腰を使って」「餅つきは、捏ね8分って言うもんだ」「杵で臼をこすっちゃ、木屑が餅に入るだろ」口は使ったが、たいして体力を使わず、おいしい餅をたらふく食べられた。「餅は、ひとに搗かせるもんだ」》と。
一臼・二臼・三臼・・・と徐々に搗き具合がよくなってくる。しかし、KOさんが体力にもの言わせて杵を振り下ろした時の臼の大音声には、さすがに“鬼石の小言幸兵衛”の口ぶりが復活しておりました。・・・森にこだまする、杵音はなかなか良いものですが、あのペッタンという良い音はなかなか出ないものです。難しいものですね。やはりコツがあるんですねぇ。
▼ 最後の一臼をつきあげ、その餅を一口大に切り分けて、いよいよ待望の搗き立て餅の試食に取り掛かります。が、まだ切り分け終わらぬうちから、何人かは我慢しきれず、食べ出す始末。(オフサイド!)戦後間もない“欠食児童”じゃぁあるまいしと、罵りながら餅を千切っていたのですが、我慢しきれず、“オフサイド”組に宗旨替えして“仲間入り”。その美味しさはまさに“Standing ovation” でした。(JK氏は最後まで千切り終えてからから、食されていました。“餅”より“育ち”です。)・・・大根おろし、M社長謹製大粒納豆、黄な粉、小豆、永谷園お茶漬けの素+柚子&三つ葉・・・お好みでどうぞ召し上がれ。遅れをとったNaさんなんとか最後の餅にありつく。良かった、良かった。・・TG家“白菜の漬物”はお餅の箸休めとして絶品でした。みなさん、それぞれに「役目」を全うし、おいしい餅をたくさん食べ、満腹・大満足の一日でした。自画自賛ですが、本年最後の活動は、このように大成功で終了いたしました。(画餅でありません!)皆様ご苦労様でした。最後に、ご一同様に感謝を込めた「ねぎらい」と鼻“もち”ならぬ「教訓」をば、「餅を蒸す人、こねる人、そのまた大根こきおろす人」
▼ 来年の活動は、第三週21日からとYT氏から提案がありました。さて、来年はどういう一年になりますか・・・「桜山きづきの森」社中の皆様、この一年、もちつもたれつ、お世話になりました。来年が皆様の“加齢”なる一年でありますように、登山道の草“場”の陰から心よりお祈りいたします。メリー正月!(山岳地帯担当:N川記)

お正月付録:①イソップ物語より

『旅人とヘルメスの神』
長旅で食べ物に困った旅人が、食べ物欲しさに、見つけた食べ物の半分をヘルメスの神に捧げると誓いました。 それから暫くすると、アーモンドとナツメヤシの入った袋をひろいました。
そして全部を食べてしまうと、ゴミになったアーモンドの果肉とナツメヤシの種を祭壇に供えました。 「ヘルメスの神よ。これが約束した食べ物の半分です」

寓意:神々をも、ごまかそうとする貪欲な奴がいる。

naさん・・・エジプト土産の菓子との関連性は如何に?

お正月付録:②みやすい任務担当区分一覧(YT作成)

Na:国内・アジア・アフリカ地域連携、本部近辺環境対策(移動指揮・基本食料)
MK:器具製造・調達、行政・教育対策(設営・熱源管理・青苺類)
N川:情報集積・山岳地帯担当(通信「電子及び徒歩」・特殊文化情宣)
YU:製造部門主幹(柑橘類1種)
ST:国内全県兼農村担当(温泉療法指導・上物食品)
Tomo:関東地区兼I県担当兼各種技術指導(電力・水産物
JK:K県担当兼農産品育成・加工(炊飯指導・特殊飲料)
KO:運輸・土木工事兼各地督励・監察(連絡「車両利用」・児童対応)
ミサ:地方行政兼山村担当(政務・山菜);
CS:偵察・環境分析(情報分析・柑橘類2種・煙幕)
YT:中国地方兼H県担当兼海外連携補佐(記録・曖昧通訳)
TG:運輸移送兼山岳地帯補佐(固形燃料・香物)