第37回定例活動

冬日、穏やかな一日。桜山には蝋梅や福寿草を愛でに来られた人もちらほら。07年最初のきづきの活動は散策=現状の確認、これまで施業してきたところをみんなで確認しながらの見まわり=から始まった。
Na, JK, MK, TT, TG, YT、CSのご一統様、連れ立ってあるく。。
第一地区:「何本か切ったほうが良いが今すぐでなくてもいいかな。」
保存地区:「やっぱり暗いね。」「もう少し区域をテープで明示したほうがよいね。」
沢(ハイキングコースを北に少し行くと沢があるのです):・・・。」
第二、第三地区:「境界線を示す赤杭がどこかにないかな。」
この辺で全体の地図を取り出して「地区名」を確認、理解をおなじくする。
お茶畑:20メートル四方くらいをピンクのテープをつるして茶畑再生候補地とした。くわえて間伐兼日当たりを念頭に 2本ほど伐倒すべき樹(杉)にテープを巻いた。散策道予定地はこんなところかと見当をつける。
第四地区:横目で見ながら通過、第六地区:今年間伐していこうかなという地域で赤杭1本発見。
そうこうしていて楽しい昼食 となる直前、水戸Tはやおらチェーンソウを取り出したのです。伐倒してあった杉の樹の幹で変形(大きく瘤のようになった)部分を手際よく切り出して 「椅子/ストゥール」様のものを作成。早速展望小屋の傍に置いて遠見用の椅子にする。自然の造型に今年度 木工も志す水戸Tの意欲の結晶?
お昼の食事はいつものように薪ストーブのまわりで。この日のとっておきの香のもの!は『白菜の漬物』2種(JKさん、TGさん夫々手製)の競演、どちらも甲乙つけがたく美味。
午後は第5地区を横目に見ながら 昨年(第31回、9月17日)見回った「きづき組が楽しく活動させてもらっている林地」の最南端の地区(第七地区=檜の林地)に行った。慎重に境界=赤杭=をみながらの林地の境界確認。昨年は汗みずくになって逆方向から斜面を登ってきたため森をよく見ていなかったようだ。今日改めて見ると20〜25年生の 見た目済々とした檜の林で たぶん10年ほど前に2割間伐をしただけ。結果 林床は植生も無く荒れ果てている。樹間から空も良く見えない昼なお暗い典型的な手入れが遅れている林だ。これを見て皆むくむくと『鋸谷魂?』が湧いてきたようだ。「さあー これをどんな段取りで『鋸谷式』間伐をすすめるか」夫々に想を練ったしだい。この結果は後刻「ななくさ」で行った「今年度計画打ち合わせ」のなかで早速「今年の優先施業項目」のひとつとなったのです。
重要人物が何人か不参加でしたがこの年初の打ち合わせで大体こんなところ=昨年とほとんど変わらない形、方針でやって行こう、楽しんで行こうと話しあった。その中の主なものは 優先施業として①茶畑再生、②第七(前述)地区の選木、枝打、それに「植生」の勉強をしていこうというのが主なところ。でも植生を調べながらの樹木名を記した「名札」をどのような形でどう作るかなどについての議論も盛り上がりましたネ。樹の名前?を調べるのはウーン弱ったね。遅まきながら良い植物図鑑をさがさなくては・・=恥ずかしくも、遅くも無いのです、今からでも、今年からでも前進です。楽しんで森づくりをしているのだから。                      ( YT記)
追記:この打ち合わせで 緑化推進機構や群馬県から来たアンケートの回答を皆で考えた。