第38回定例活動

きづきの森の入り口に行くと車止めの丸太が掛かったままだ。今日は一番乗りらしい。
今日は風が強く、森の中にも冷たい北風が吹き抜けている。さっそく火をおこす準備をするが、その風のおかげで杉っ葉はそこら中に落ちていた。火をおこしたが水がないなと思っていると、NaさんとTGさんが到着。程なくしてYTさんとJKさんも到着して今日のメンバーはそろった様子。

お湯も沸いてコーヒーを飲もうとすると、ここでちょっとした事件が発生。YTさんが買ってきてくれたお得なコーヒーが飲めないというのだ。そのパッケージを読むと「これはインスタントコーヒーではありません。」だが用意のいいYTさんは、スティックタイプのコーヒーをちゃんと用意していた。今日もおいしいコーヒーを飲んで作業は始まるのでした。
Naさんは午前中で帰るとのことで、まず向かい側北斜面の檜の選木をする。久しぶりに森の中で釣り竿を振る。ただ檜と杉の境界は、思ったよりはっきりせず、YTさんとTGさんに境界の目印に黄色いテープを巻いてもらう。JKさんと尾根の方から選木を始める。ここの檜は太さがバラバラで18〜22cmが主な太さになるか。かなり細い木や枯れた木そして曲がった木が多い。選木は、中心の木に2本のテープを巻き、周りの残す木に1本のテープを巻いた。いつもながら選木はむずかしい。午前中で選木は終わった。

広場に戻ると北風は、どこかに行ってしまいいなかった。風がないと日差しが気持ちよく暖かい。丸太に腰をかけておにぎりをほおばる。すると今日もTGさんの奥さんからの差し入れ。白菜の漬け物にシラス干しを加えていためた物らしいが、これがおいしかった。TGさんが来るとこの差し入れが楽しみなのだ。

午後からは、茶畑作りだ。杉林の中にお茶の木が伸び放題の状態になっているので、1m程度の高さに刈りそろえる作業をするのだ。いらない椿やじゃまな木は伐採した。それにしても蔓が多く作業のじゃまになる。途中から上着を脱いでの作業になった。4人でやると思ったよりも早く作業が終わる。林内には日光も入り、だいぶ明るくなった。これでいいお茶がとれるようになるだろうか。

帰りにTGさんの家におじゃますることにした。突然の訪問で奥さんも驚いただろう。その家は、鬼石の町並みを見渡せるすばらしい場所にあり、おしゃれな庭が僕たち3人を迎えてくれた。汚い格好の僕たちは、遠慮なく家に上がりおいしい手作りのケーキとコーヒーそしていい香りのする紅茶をいただいた。時間がゆっくり流れていくことを感じた。あまり居心地がいいので長居してしまった。
時間も遅くなってしまったので、白寿には行かずに帰ることにした。

次の日、きづきの森には、杉花粉が結構飛んでいたのか、鼻水とくしゃみだ止まらなくなっってしまった。

(TT記)