閑話休題 熊と間伐

4月末に岩手県に行った。
(森林見ての雑感)
車で走り回って(300KM)見た限りでは 森林の樹種は 過半が落葉広葉樹(ぶな、なら)=自然林に近い、次いで以外にも赤松が多く杉と同程度、檜はごく少ない。調べてみると樹種別林業生産額も同様の比率。また林業としてやっていくには 輸送距離! 消費地や港に遠いのが難か。杉の人工林が少ないのであれば 下記の記事のような福井県ほど間伐を考えないかなと想像。
以下は福井県(鋸谷さんの地元)の議会での答弁(18年12月)から
○安全環境部長
 クマのえさを確保する観点から広葉樹林帯を残す森づくりが有用ではないかというお問い合わせでございますけれども、本県の森林の資源構成を見ますと、広葉樹を主体とした天然林は約6割でございます。残りの4割は杉・ヒノキの人工林ということでございまして、天然林の占める割合は全国平均の5割よりは多いというのが現状でございます。
 クマが主に生息します奥山は、広葉樹が多く分布しております。ただ、杉など最近は人工林化している区域も見られますことから、今後、奥山人工林の間伐を重点的に実施しまして、最終的には混交林化、それとすき間ができることによって広葉樹林化、そのようなものを進めていくということでございまして、こうした結果、えさとなるブナ等の広葉樹林が結果としてふえます。そうすることで野生動物に優しい環境が生まれてくるのではないかと考えております。    』
                                                  以上 森と鞠と 記

今度は 熊対策に人工林間伐を というのだヨ。
沿岸漁業振興に植林を!というのは普及してきているし 楽しみですね。